こんにちは。『日本人全員に体幹を埋め込む』、NEoスポーツ体幹トレーナーの島田智史です。
どうも私はひねくれた性格で、学校行っている時、バイトしている時、社会人になってからも、『マニュアル』と言う事が大嫌いでした。
なんでこんなめんどくさい決まりに従わなければいけないんだ?
なんで誰かが作った決まりに沿って、自分を変えなければいけないんだ?
もっと効率のいい方法、あるやろ?
そもそも人の何かに従いたくない!
俺は俺やーー!!
って思ってた時期が、本当に長かったと思います。
中二病という言葉がありますが、これも一種の中二病なのかも知れません。人がどんな思いでそのマニュアルを作ったのかを知らずに、やれと言われれば言われるほど、やりたくなくなる病気。私、今年で41歳であります。多分、5年前ぐらいまで、本気でそー思ってました。”ある言葉の言い換え”に出会うまでは・・・
また時間があれば、詳しくお話したいと思いますが、”マニュアル”という言葉の言い換えに出会った事があります。そう、”マニュアル”を言い換えるとそれは”システム”。ミーハーな私は、”マニュアル”と聞くと、古臭くて、なにやら強制的なイメージがありましたが、”システム”と聞くと何か新しい、最新の、賢そうな響きでワクワクします。プログラミング的思考、略して”テキシコー”(NHK教育番組 小学生3年生以上向け)みたいな感じで・・・。
個人でビジネスをしていると、ある意味かなり自由。売上さえ気にしなければ、毎日やりたいことはやる、やりたくないことはしない。やる気があえればやる、なければやらない・・・そんな生活を送ろうと思えば送れます。人に律されている時は、その場から逃れる事ばかり考えていたのに、今ではどうやったら自分を律せれるか、どうやって決めたことをやり切れるか・・・そればかり考えています。
例えばSNSでのアウトプットを、どうやったら毎日できるか。どうやったらyoutubeばかり見ずに、youtube動画を作り上げられるか。。。などなど・・・
今ではどうやったら個人事業主として、そして人として成長できる自分用最強の”システム”を作れるか、それに注力を注いでおります。
私がそのような考えになったのには理由があります。一つは先ほどお伝えした、”言葉の言い換え”。そしてもう一つ大きな出来事、それは・・・
『ローマ人の物語』(塩野七生 著)に出会ったからであります。
”燃える闘魂本”に推薦したいけど、単行本で全43巻あるので、無理ですよねw
それはさておき、古代から中世にかけて巨大なローマ帝国を打ち立てたローマ史から、現代のビジネスに大いに役立つ内容が含まれているのは、間違いない。
もともと見向きもされなかったローマ人が、当時のヨーロッパを支配するまでに成長しようとは、誰が予想したであろうか?
塩野七生女史は『ローマ人の物語』の中でローマ人をこのように評してます。
知力ではギリシャ人に劣り、
体力ではケルトやゲルマン人に劣り、
技術力ではエトルリア人に劣り、
経済力ではカルタゴ人に劣るローマ人
そんなローマ人が、それでも覇権を握るまでになったのには、いくつものファクターがありますが、その中でも大変大きなファクターの一つ、それは徹底した”マニュアル化”だったように思えます。
ここに塩野七生女史による、いくつかの表現を記します。(ローマ人の物語 3巻)
・『何事につけてもシステム化するこのとの好きなローマ人の性向はローマの軍団編成に最もよく現れている』
・『それにしても、ローマ人は徹底していた。たった一夜使う宿営地ですら、実に律儀にマニュアル通りに建設したのであある。』
考えてみれば古代ローマにおいて、現代でもそのシステムの基礎となる事物が形式化されているように思えてならない。『共和制』『元老院』『100人隊長』『執政官』『ケンソル(監察官)』『クワエストル(会計検査官)』などなど・・・
ミーハーな私は、これらのワードを並べられただけで、対して無い”知的好奇心”をくすぐられますが。。。w
とにかく古代〜中世のヨーロッパ史に関して『パクス・ロマーナ』が人々の心中に深く根付いていた時代、『ローマナイゼーション(ローマ化)』の一貫を担ったのがこの『あらゆるもののシステム化』であったことは間違いない。
それにしてもここまで徹底してマニュアル化にこだわったのには、ローマ人にも理由がある。特に戦闘においてのマニュアル化が進んだのんは塩野七生女史曰く
『指揮官から兵から、毎年変わるのである。誰がやっても同じ結果を生むためには、細部まで細く決めておく必要があった。』
だからである。
当たり前のことであるが、本来のマニュアルの意味はこの『誰がやっても同じ結果』になるために作られる。そこにあなた個人の感情や言い分は入り込む余地はない。
現在私が直面している問題、それは、”モチベーション次第でやるときとやらない時がある”。”その日その日によって、やる事が違う”。
これである。もちろん、毎日同じことだけの繰り返しで、ビジネスがうまくま回る訳がないが、最低でもこれだけはやっておくこと、というのは、やりたい。私の場合それはSNSでの発信と出納帳記入ですw
“私の感情や言い訳が入り込む余地がないマニュアル”を作れば、これが解決させれるのではないか、と考えています。
まあ、大変レベルの低い話をだらだらと屁理屈こねて書いてみたが、要するに、個人事業主というある意味、誰にも束縛されない立場に身をおいてしまった以上、自分が自分を束縛しなければ、落ちる一方だよ、と自分に言い聞かせる為にかいた自分本位のブログですw
この『ローマ人の物語』には、現代にも通用する生き方のヒントやビジネスのヒントがたくさん含まれているので、是非手にとって読んでほしいです。
NEoスポーツ体幹メソッド
トレーナー
島田智史